「野ブタ、助けてあげる」
「……で、も…彰まで…」
「大丈夫」
当たり前だろう。
自分の命令以外で彼女を傷つけようものならどうしてくれよう。
あの女の恥を公衆の目の前に曝け出させるか?
それもまた面白い。
「大丈夫だっちゃ」
震える野ブタの体をやんわりと抱きしめる。
恋、という純粋な感情だった頃は彼女に触れることすら躊躇いがあったというのに今はない。
恋なんて綺麗なものじゃない、これは。
赤い実はじけてそれが初恋、だが気づいて物語は終わる。
俺は終わらせる気はない。
「大丈夫」
そう言って彼女の唇に軽く自分のそれを重ねる。
抵抗は無かった。
離してやっと気づいた。
しかし、彼女は驚愕しているだけだった。
「あ、きら?」
「野ブタを守るから…野ブタの全てをちょうだい」
「あ、きら…っ…!」
彼女はそれから甘い声しか出さなかった。
突然だったから避妊道具の用意なんてしていなかったし、
彼女も俺がそんな感情を抱いていたなんて一切思っていなかっただろう。
身近にいればいるほどその感情に疎くなる。
そのとおりだ。
身を持って教えてやらなきゃこの子には伝わらない。
俺は臆病者だから、こんな手段じゃなきゃ―
「野ブタ…」
「ん、はぁっ…あっ…」
「もしできちゃったらちゃんと責任とるから」
「な、に…っ…あっ…ああ…」
彼女の両手を俺は強く握った。
そして彼女の体内の最奥まで貫く。
「あっ…ああ、あき、ら…っ…」
「中に、出すよ?」
「!?…やっ…だ、め…あっ…ああっ…!」
ごめんね、野ブタ。