未知の快楽
一体何が起こっているのだろう。
私の中に何かが入り込んでいる。
気持ち悪い。
早く出て行って。
「い、や…っ…」
いつもは突き放すくせに今だけは私を絶対に離さないと腕を強く掴んでいた。
「腕と口は…嘘ついてるけどさ、ここは正直者だな…っ…」
違うわ。
貴方が離さないのよ。
嫌がっているのよ。
私の体内への出入り口が濡れているのは恐怖のせいよ。
だってこんな感覚、私、知らない。
覚えたくもない。
だからねぇ、早く出て行ってよ。
「…い、や…っ……」
私は男がする行為より自分に押し寄せてくる感覚の方に恐怖していた。
もがく私の姿を見て、男は微笑んだ。
「…その表情…そそる…っ……もっと、してみろよっ…。」
「い、や…くろ、さき…っ…助けて…私…私…っ…!」
「いいぜ?今だけ助けてやるよ…っ…おらっ…。」
男は私の助けに答えるどころか私の体の奥まで入り込んできた。
「あ…!?う、嘘っ…そんなっ…お願い…!出て行って…これ以上深くなったら…私…!」
私はただ泣き叫んで手を空でがむしゃらに泳がせた。
泳いだ手はやがて男の手に捕られてしまう。
私が意識を飛ばす頃、男の小さく呻く声が聞こえた。
その瞬間、体内に生暖かいものが注がれて私の胃を満たしていった。
お題元
「BLUE
TEARS」
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